【I-OPEN Central MIE Session】自社の”当たり前”を再定義するブランド戦略

募集期間: ~9/17
日　程: 9/24
場　所: 三重県
参加費: ￥0
主　催: 中部経済産業局　共催：三重県

あなたの会社にとっての”当たり前”は何ですか？

長年培ってきた技術、日々のノウハウ、社風――。
それらは見方を変えれば、未来をきりひらく強力なブランド戦略の起点となり得ます。

今回のI-OPEN Central MIE Sessionでは、社内の“当たり前”を社会の価値へと転換した、二つの挑戦の物語を紐解きます。

まず登場するのは、国民的ロングセラー「おにぎりせんべい」で知られる伊勢志摩の老舗菓子メーカーマスヤの挑戦です。その安定した基盤の上で、現場で培った改善ノウハウという“当たり前”を、地域全体を豊かにする知的資産「マスヤメソッド」へと昇華させたIXホールディングス。

もう一方は、刃物のまち関市で70年以上「切る」技術を追求し、そのコア技術という“当たり前”を農業という全く新しい市場で再定義。農家の課題解決に挑んだ「ブドウ巻きつる処理機」を開発した、ニッケンかみそり。

社内に眠るノウハウを新たなサービスへと転換する視点と、磨き上げたコア技術を異分野へと展開する発想。二人の実践者が語る「再定義」のリアルなプロセスから、あなたの会社に眠る価値を再発見し、未来を切り拓くための具体的なヒントが見つかるはずです。

※本イベントは現地・オンラインのハイブリッド開催です。

こんな方におすすめ

自社のブランドや事業の将来に、新たな可能性を見出したい経営者、後継者の方
新規事業開発、商品企画、マーケティングを担当されている方
地域の資源や技術を活かした事業に挑戦したい方
地域に根ざした企業のブランディング戦略に興味がある方
社内に眠る知的資産（ノウハウ・技術）の新たな活用法を模索している方

I-OPEN Centralとは

中部地域は、世界に誇る製造業の集積地である一方、多くの企業が事業承継、新規事業の創出、それに伴う人材確保といった共通の課題に直面しています。これらの課題を乗り越え、地域全体として持続的に発展していくためには、個社の努力だけでなく、企業や地域の垣根を超えた「共創」が不可欠です。
そこで中部経済産業局は、JR東海グループと共に、地域の未来を切りひらく「仲間」づくりのためのプロジェクト「I-OPEN Central」を始動します。
I-OPEN Centralは「地域が抱える社会課題」に焦点を当て、誰かの助けになりたい、社会をより良くしたい、そんな想いと創造力を起点に、個人・企業・自治体が立場や役割を超えて未来をきりひらく取り組みを支援するプロジェクトです。

TALK SESSION

自社の“当たり前”を、未来の価値に変える

本セッションでは、自社に眠る資産を再発見し、新たなブランド価値を創造するための具体的なアプローチに迫ります。

Approach1：価値の再発見と再定義ー社内に眠る資産を、未来の事業へー
これまで社内で“当たり前”とされてきた技術やノウハウ。その価値をいかにして客観的に見つめ直し、新たな事業の「宝」として再発見したのか？既存の資産を応用・発展させ、未知の市場を切り拓くための思考法を探ります。

Approach2：ブランドの再構築と共創 ―新たな物語を、地域と共に紡ぐ―
長年親しまれたブランドイメージを大切にしながら、新しい挑戦をどのように社内外へと伝えていったのか？伝統を守ることと、革新に挑むことのバランス、そして地域との関わりが自社のブランド価値をどう高めていくのかを議論します。

※トークセッションはオンラインでも配信しますので、現地参加が難しい方もぜひお申し込みください。

GUEST

神山大輔氏
IXデジタル株式会社代表取締役社長

三重県伊勢志摩地域を拠点に、地域企業のDX推進と共創をリード。「おにぎりせんべい」で知られる老舗菓子メーカーの現場で帳票のデジタル化や業務改善を実践し、蓄積した知見を他企業にも展開。地域全体のデジタル活用を底上げする取り組みを進めている。さらに、産学官連携やスタートアップとの協業を通じて、実践的なデジタル人材の育成や、地方発の持続可能なオープンイノベーションモデルの構築に挑戦している。

熊田征純氏
ニッケンかみそり株式会社常務取締役

刃物のまち・岐阜県関市生まれ。大学卒業後、株式会社DMG森精機にて製造、エンジニア、営業、海外駐在などを経験。異文化に触れることで地元の刃物産業の歴史を再認識し、2022年、創業70年のカミソリ会社のアトツギとして入社。現在は新規事業のぶどう巻きつる処理機を世界市場へ広げるべく奮闘中。第5回アトツギ甲子園では決勝大会に出場し優秀賞を受賞。

現場を体感するファクトリーツアー

1969年の発売以来、半世紀以上にわたって愛され続ける国民的ロングセラー「おにぎりせんべい」。その“当たり前”のおいしさは、日々繰り返される丁寧なものづくりから生まれます。

マスヤの工場では、誰もが知るあの三角形のおせんべいが、香ばしい匂いと共に次々と生み出されていく活気ある現場をご覧いただけます。

地域貢献の新たな形「マスヤメソッド」を生み出した、ブランドの原点を肌で感じてみてください。

※工場見学・交流会は現地参加の方のみお選びいただけます。

本イベントで得られること

●「当たり前」に眠る価値の再発見
自社では見慣れた技術やノウハウが、いかにして新たな事業の種となり得るのか。その価値を客観的に見つめ直すための視点を得られます。

●新事業創出への具体的なアプローチ
社内の資産を新サービスとして展開する思考法や、コア技術を異分野の市場で活かすための実践的なアプローチを学べます。

●自社のブランドを「再定義」するためのヒント
伝統ある企業が、革新的な挑戦をどのように社内外に伝え、ブランドを再構築していったのか。そのリアルなプロセスから、自社の変革をどう進めるべきかのヒントを得られます。

●未来の仲間との出会いとつながり
登壇者・参加者同士がフラットにつながる交流の場を通じて、ブランドづくりに伴走する仲間と出会える機会です。I-OPEN Centralは、この一日を、あなたの挑戦が始まる日にします。