EVENT
2025/10/19

【ゼミメンバー募集】DEJIMA Lab 伊那谷リジェネラティブゼミ

募集期間
10/16~11/14
日 程
12DAYS(11/27~)
場 所
長野県伊那谷エリア
参加費
¥55,000円~
主 催
主催:JR東海エージェンシー / 共催:伊那谷財団

私たちは、いつの間にか会社や地域、文化に縛られて、「こうあるべき」という振る舞いを覚えていきます。本当は、きっともっと自由なはずなのに。

今いる場所で固定化されてしまった役割や常識から抜け出し、本来の自分の好奇心に出会い直す場が、この冬、伊那谷に生まれます。
 

JR東海が運営する共創型ローカルメディア「conomichi」が、長野県伊那谷エリアを舞台に立ち上げる、「DEJIMA Lab 伊那谷リジェネラティブゼミ」。多様な生き方や営みが息づく、ローカルという「出島」に飛び出し、オンライン講義、現場でのフィールドワーク、参加者同士の交流会、学びや気づきをアウトプットする場など、様々な切り口を組み合わせた連続講座を通して実践的な学びを深めていきます。
 

テーマは「リジェネラティブ=能動的な再生」。地域の再生だけではなく、まずは自分自身の感受性・ワクワクの再生から。
 

こんな方におすすめ

  • ローカルの循環を体感しながら、自身の仕事・事業のアップデートに活かしたい
  • 森林・農・空き家等、地域資源を活かした再生型ビジネスに関心がある
  • 地域ブランディングや関係人口創出に関心があり、実践の最初の一歩を踏み出したい
  • 移住/二拠点に興味があり、自分の「ふるさと」を探している
  • 企業の新規事業やCSV/ブランド文脈でリジェネラティブを学びたい

 

日本のローカルに息づく「リジェネラティブ」とは?

中央アルプスと南アルプスに抱かれた大きな谷・伊那谷。

森・田畑・暮らしが重なり合うこの地では、昔ながらの営みを再編集しながら、新しい循環(リジェネレーション)が芽吹いています。

DEJIMA Labは、そんな伊那谷を“出島(フィールド)”に、自分の中の好奇心と多義性を呼び覚ます連続プログラムです。オンライン講義と現地フィールドワークを往復し、「人と地域の共進化・共繁栄」を体験的に学び、「私」を起点にしたやってみたい企画の実験や実装につなげます。
 

Message
DEJIMA Lab 伊那谷リジェネラティブゼミ クリエイティブディレクター 奥田 悠史

出島は、私たちが持つ「当たり前」という価値観を問い直すきっかけをくれる場所なのだと思います。異なる土地の風景や人々の暮らし、文化に触れることは、最初は違和感があるかもしれません。都市生活も、山間集落での生活も、島での生活もそれぞれに優劣をつけるのではなく、「それぞれに面白い」と共感し、多様性を知る感性がみなさんの中にもあるはずです。その共感の中に、本来の豊かな感性が宿ります。伊那谷からはじまる DEJIMA LAB。アルプスに囲まれたこの谷が、感性をひらく出島に。
 



DEJIMA Lab 伊那谷リジェネラティブゼミに込めた想いを語ったインタビュー記事「自分の中に"出島"をつくる。伊那谷で再生する、あなたの好奇心」 こちら!


日本のローカルに息づく「リジェネラティブ」とは?

「サステナビリティ」の次の概念として目にすることが増えた「リジェネラティブ(再生)」。

世界中で損なわれ続けている自然環境を、単に持続可能な状態に維持していくだけでなく、より良く再生していくことを指す言葉で注目を集めています。


例えば、自然との共生をうたうアパレルブランドのパタゴニアは「リジェネラティブオーガニック」を掲げて、機械的な農業によって栄養素が枯渇しつつある大地を再生し、人も健康になる食品を生産する新たなブランドを立ち上げています。


また、富山県の伝統的な田園地帯に佇むアートホテル「楽土庵」では、観光客が支払う滞在費の一部を地域の自然風土や伝統文化に活用される仕組みを取り入れ、旅人が心身の回復しながら、地域の再生にも貢献できる「リジェネラティブ(再生)・トラベル」を提唱しています。
 


森で。里で。街で。「日本一の谷」で芽吹く、再生的ビジネス

長野県南部に位置する伊那谷は、中央アルプスと南アルプスの間に広がる日本で最も大きな谷。豊かな水と森に恵まれ、古くから人と自然が共生する独自の文化が息づいてきました。リジェネラティブという言葉を使ってはいないものの、気づけばリジェネラティブ的な取り組みになっている。そんな自然な営みがいくつもあることに気付かされます。
 

明治期には養蚕業で栄え、工業化が進んでいく戦後にかけても「農工一体」をコンセプトに、農的暮らしを送りながら、工場でも働いて現金収入を得るという農と工が共存する暮らしが営まれ、経済と自然のバランスを保ちながら発展してきました。
 

そして、近年では、森林や田畑、空き家といった地域資源を循環・再生させる新しいビジネスや暮らしの形が生まれています。森を再生しながら木の家具をつくる「やまとわ」や、自然再生型農法で米づくりと集落再生を進める「Wakka Agri」、空き家を再生し暮らしを紡ぐ「〇と編集社」…。そんな伊那谷は今、「人と自然が共に再生するフィールド」として、全国から注目を集めています。
 

地域資源を生かすことは、自分自身の中にある感性や創造性を生かすこと。地域と私が響き合いながら、ともにより良くなっていく。そんなローカルならではの、リジェネラティブな営みの現場を訪れ、学び、日々の暮らしや生き方に、生かしていく。それが、リジェネラティブゼミです。
 


気づき、学び、実践する。プログラムの3つの軸

POINT 01

出島で気づく|自分の内側にあった感性をとりもどす

自然の中で自分と向き合う様子

私たちは日々の生活や職場のなかで、知らず知らずのうちに「固定された役割」や「常識」に包まれています。DEJIMA Labでは、伊那谷という多層的なフィールドを訪れることで、自分自身の中に眠る“もう一人の自分”と出会い直します。たとえば、森の手入れを通して自然と呼吸を合わせる体験や、地域の方との対話を通して、暮らしの根源に触れる時間。これらの体験を通じて、内側にあった自由な感性や創造性が呼び覚まされていきます。

POINT 02

学びと実践の循環|仲間とともに学び、かたちにしていく

参加者同士が対話している様子

DEJIMA Labでは、単なる講義ではなく、オンラインと現地の往復によって“学びと実践の循環”を体現します。オンラインでは、再生的な思想や事例を学び、現地では森・農・空き家など多様な再生の現場を訪問。実践者との対話やワークショップを通じて、自らの問いを具体化していきます。さらに、プログラム後半では、自分の関心やスキルをもとにした「小さな企画」や「体験コンテンツ」をチームで構想。学びを身体知に変え、社会へ還元していきます。

POINT 03

本気の実装支援|良い企画はJR東海Gのconomichiが正式販売

企画を発表している場面

このゼミは、一過性の学びで終わりません。ゼミの最終回では、プログラムでの学びを活かして、参加者のみなさんに伊那谷エリアの自然風土や、営み、プレイヤーなどの地域資源を再編集した「リジェネラティブプログラム」を企画・発表していただきます。優秀な企画は、JR東海グループが運営する共創型ローカルメディア「conomichi」でのテスト販売や社会実装を目指し、さらに地域助成やメンタリングによって実践を継続可能に。

また、ゼミ終了後も共催パートナーである伊那谷財団やJR東海グループ「conomichi」との連携により、プログラムで生まれたアイデアを、地域内外のネットワークで育てていく仕組みもあります。学びの終わりが、次の出島への入口となる。そんな循環を、伊那谷から描いていきます。


プログラムスケジュール

11/27(木) 19:00~20:30
オンライン
イントロダクション
出島のある生き方とは?
12/4(木) 19:00~20:30
オンライン
インスピレーショントーク①
リジェネラティブとは|「人と地域の共進化・共繁栄とは?」
GUEST
濱川 知宏 氏
Earth Company CXO(最高探究責任者)
ゲスト画像
プロフィールを見る

ハーバード大学卒業後、NGOスタッフとしてチベット高原で働き、後ハーバード大学ケネディ行政大学院で修士号取得。英国大手財団CIFF、国際開発NGOコペルニク、世界銀行バングラディシュなどの勤務を経て、ソーシャルイノベーション、インパクト評価、サステナビリティ教育を専門とする。2014年、ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion (謳われることなき英雄)」受賞。元東京大学特任助教。国際会議での登壇や国際ジャーナルでの論文出版の実績多数。国内外のソーシャルベンチャーやNPO団体のアドバイザー・理事として従事。東南アジア初のB corp認証ホテル「Mana Earthly Paradise」共同創設者。  ICCサミット KYOTO 2025「ソーシャルグッド・カタパルト」優勝。

12/6(土)- 7(日)
現地
現地フィールドワーク@伊那谷(辰野町・伊那市)
空き家、耕作放棄地、森。生かされてこなかった地域資源を好奇心をもって見つめ直し、クリエイティブの力で再編集し、魅力的なプロダクトやプロジェクトへと再生させている、「ローカルリジェネレイター」たちの現場を巡ります。頭だけでなく身体で感じ、知識を超えたと「身織」としてリジェネラティブを捉えていきます。夜は伊那谷の土地で育まれた食をいただき、焚き火を眺めながら、お酒片手にディープに語らう時間も。(薪ストーブ付きの信州らしい古民家での宿泊体験を予定しています)

※交通費・宿泊費はプログラム参加費に含まれません。
伊那谷のフィールドワークの様子
12/11(木) 19:00~20:30
オンライン
インスピレーショントーク②
自然と調和する|「森をつくる、暮らしをつくる」
GUEST
奥田 悠史 氏
株式会社やまとわ 取締役/ (一社)◯と編集社 理事
ゲスト画像
プロフィールを見る

大学では農学部森林科学を専攻。バックパッカー世界一周を経てライターとして地域の農家さんを取材する毎日を過ごし、デザイン事務所を立ち上げる。2016年に「森をつくる暮らしをつくる」をミッションに掲げる(株)やまとわを立ち上げる。暮らしの提案が森と暮らしをつないでくことを目指して、森づくりからモノづくり、自然×クリエイティブ事業などに取り組んでいる。2023年より伊那谷の農と森のインキュベーション施設 inadani seesの企画運営も担当。

12/18(木) 19:00~20:30
オンライン
インスピレーショントーク③
いのちがめぐる|「自然再生型農法による米づくりと限界集落の再生」
GUEST
細谷 啓太 氏
株式会社Wakka Agri 取締役社長
ゲスト画像
プロフィールを見る

岩手大学大学院連合農学研究科博士課程在学中に、自然栽培水田の研究を行い、博士論文「自然栽培水田における窒素循環と収量成立機構」で農学博士号を取得。その後、自然栽培により輸出用米を生産する株式会社 Wakka Agriに入社し、現在は農業経営の観点から自然栽培稲作に関わっている。農村集落での継続的な稲作には、集落の存続や活性化が不可欠である気付きを得たことから、「米作りから村づくりへ」を合言葉に地域活性化の取組も積極的に行っている。

12/26(金) 19:00~20:30
オンライン
インスピレーショントーク④
もったいないを救う|「空き家再生と暮らしつづけたい町の創造」
GUEST
赤羽 孝太 氏
まちづくりアーティスト(一級建築士・宅建士)/一般社団法人○と編集社 代表理事  
ゲスト画像
プロフィールを見る

1981年長野県辰野町生まれ。神奈川大学建築学科、同大大学院(修士)を卒業。建築家の物件を中心に都内工務店にて大工として従事。2014年に都内設計事務所を経て独立。2016年から2019年3月まで辰野町集落支援員となり、拠点を辰野町へ移して首都圏と辰野町の二地域暮らしをしながら、空き家・空き店舗を活用した地域づくり・まちづくり・エリアリノベーション活動を始める。2018年に(一社)○と編集社を設立し、イベント企画・運営、デザイン、コンセプトワーク、ブランディング、HP、建築設計、不動産、古物商、自転車、シェアオフィス、シェアハウス、企画ダイニング(飲食店)、コンサルティングなどの手法を使って○(地域)の今を再編集するまちづくりアーティストとして活動している。
2022年4月に(一社)○と編集社の自転車事業部を核として合同会社トビチカンパニーを分社化して設立。小口良平共同代表と共に、人と人・人と物・人とこと・人と場所・人と地域にリレーションをつくることで、価値を顕在化させ「見えない価値に、価値を」をコンセプトに活動し、地域で実証実験を行う(一社)○と編集社と、実証実験をベースにより尖らせていく(同)トビチカンパニーの両輪で活動。

1/8(木) 19:00~20:30
オンライン
インスピレーショントーク⑤
編集|「地域の営みを社会に届ける編集思考」
GUEST
増村 江利子 氏
greenz.jp⁩編集長/NPO法人グリーンズ共同代表
ゲスト画像
プロフィールを見る

greenz.jp⁩編集長/NPO法人グリーンズ共同代表。国立音楽大学卒。執筆、編集、デザイン、プロデュース、研究活動。さまざまな職種や活動を横断し、編集家として社会を見つめ、コモンズをつくる。ミニマリスト。「Forbes JAPAN 地球で輝く女性100人」に選出(2018年)。信州大学で農学修士を取得(2024年)。環境再生医。

1/15(木) 19:00~20:30
オンライン
中間発表
PR/マーケティング|「個人の想いから生まれる「弱い文脈」が社会を変えていく」
GUEST
吉澤 克哉 氏
東海旅客鉄道株式会社 事業推進本部 係長 / conomichiプロデューサー 
ゲスト画像
プロフィールを見る

2016年に東海旅客鉄道株式会社に入社後、社員教育や広報を経験したのち、新規事業担当としてJR東海MARKETの立ち上げに従事。主に企画やプロモーションを担当し、名古屋の行列スイーツ「ぴよりん」の無人受取サービス等、多数のプロジェクトを実現。2023年6月には3人の有志で始めた会社非公認のワーキンググループから、地域と訪れる人をつなぐ共創型ローカルメディア「conomichi(コノミチ)」を事業責任者として立ち上げ。「心ひかれるストーリーで、地域と訪れる人をつなぐ」ことをミッションに、累計27地域で地域共創プロジェクトに取り組んでいる。

1/22(木) 19:00~20:30
オンライン
リフレクション
2/14(土)
現地(飯田市)
最終発表 @伊那谷リジェネラティブ会議(仮)
人と自然が共に再生され、より豊かになっていく「伊那谷らしいリジェネラティブな営み」とは何か?土の人と風の人が入り混じりながら、観光、産業、文化、精神など様々な切り口で語らうローカルカンファレンス。ゼミを通じて参加者のみなさんに構想いただく、「私と地域のリジェネレーション(仮)」をテーマにしたプログラム企画案の発表も行っていただく予定です。
2/19(木) 19:00~20:30
オンライン
エンディング

STAFF

北埜 航太
conomichi編集ディレクター / 長野県立大学ソーシャル・イノベーション創出センター
北埜 航太さん
プロフィールを見る

1994年、東京生まれ。学習院大学を卒業後、戦略PR会社、HUFFPOSTでの広告制作を経て、2019年に長野県に移住。
それぞれの土地に息づく生業や文化を内発的に継承し、育んでいくために、地域や組織の境界線を緩やかにひらいた「間(あわい)」の場づくりに取り組む。伊那谷財団の理事や、東京大学・NTT東日本・小布施町が運営する「ミライ構想カレッジ」コーディネーターなど。

緒方 滉介
DEJIMA Lab 伊那谷リジェネラティブゼミ コミュニティマネージャー
緒方さん
プロフィールを見る

2000年生まれ。現在は、学生向けに就職活動・キャリア形成の支援を行う会社で、就活イベントのコンテンツ設計・登壇や、全社会の企画・進行等の組織全体の運営に携わる。
学生時代から旅が好きで、農業や漁業の手伝いをしながら様々な地域を巡る。2024年にconomichiが運営する「キャリアの学校 with LOCAL」に参加。以来、ファンとしてconomichiが主催するイベントに複数参加。


詳細

日 程12DAYS(11/27~)

場 所長野県伊那谷エリア

参加費¥55,000円~

主 催主催:JR東海エージェンシー / 共催:伊那谷財団

定員

15名(先着順)

参加費

対象者 通常価格 早割価格
伊那谷エリアに居住地や
活動拠点をお持ちの方
55,000円
50,000円
学生の方
55,000円
上記以外の方
77,000円
70,000円
  • 早割は2025年10月31日までにお申し込みの方に適用されます。
  • 参加費は税込みです。プログラム参加に関わる交通費、宿泊費、その他諸経費は含みません。
  • 「伊那谷エリアに居住地や活動拠点をお持ちの方」とは、居住地や活動拠点の住所が以下の市町村の方を指します。
    (順不同)伊那市、駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、飯島町、南箕輪村、中川村、宮田村、飯田市、松川町、高森町、豊丘村、喬木村、大鹿村、下條村、泰阜村、阿南町、天龍村、売木村、平谷村、根羽村、阿智村

キャンセル規定

■8日以前(8/10まで):料金の0%
■7日前~当日(8/11以降):料金の100%
■無連絡キャンセル:料金の100%

注意事項

目的に沿った安心安全な場を運営するために以下の注意事項をご確認ください。

・過度な営業行為を禁止いたします。
・宗教活動等への勧誘行為、ナンパ行為、暴力行為等をはじめとする迷惑行為を禁止いたします。
・天災、出演者の病気、事故、交通機関の不全、設備不良等の止むを得ない事情により、運営側の判断によって、フィールドワークの中止、もしくは延期、実施日時・内容等を変更する場合がございます。なお、これらの場合でも、商品代金の返金ができない場合がございますので、ご了承くださいませ。
・お客様がご利用になられるデバイスの不具合や通信トラブルによる、払い戻しはいたしません。
・プログラム内容は予告なく変更される場合があります。
・記録、販売促進を目的として写真を撮影させていただく場合がございます。


事前オンライン説明会

事前オンライン説明会

「興味はあるけど迷っている」「どんなことをやるのか詳しく聞きたい」という方向けに、事前オンライン説明会を開催します。

日時:2025年10月28日(火)19:00~20:00

場所:オンライン開催

お申し込みは こちらから


お問い合わせ先

こちら のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

EVENT JOIN!

参加申込み

このページの運営及びコンテンツ販売は、㈱ジェイアール東海エージェンシーが行なっています。

このページを見た方に
おすすめのイベント

このページを見た方に
おすすめの取り組みレポート

このページを見た方に
おすすめのインタビュー