2024/07/11更新
岐阜県美濃市
出会いに、こだわる。こだわりに、出会う。【WASITA MINO×JR東海 実証実験】
「ゆたかな暮らしの中で働く」を提案する「まちごとシェアオフィスWASITA MINO/ワシタ ミノ(運営:みのシェアリング株式会社)」と、東海旅客鉄道株式会社・株式会社ジェイアール東海エージェンシーが連携し、2022年に実施した関係人口創出を目指した実証実験。
岐阜県美濃市・関市の地域が誇るここにしかない「こだわり」の魅力的な体験を、「JR東海MARKET」で紹介・提供しながら、地域内外の接点づくりや継続した関係作りを目指しました。
目指した姿は、<br>「ゆるく、つよく、いい関係。」
一般的に、観光で地域を訪れる場合、「地域の人々」との交流が生まれにくいという課題がありますが、実証実験では、沿線地域への訪問者が将来の「関係人口」につながるよう、地域の人々と一緒の時間を過ごす「場」や「体験」を用意することにしました。
まず私たちが取り組もうと考えたのが「もっと気軽に、ゆるく地域と関わってもらえないか」ということ。
まず私たちが取り組もうと考えたのが「もっと気軽に、ゆるく地域と関わってもらえないか」ということ。
「地域の人々との交流」が生まれにくい背景の1つとして挙げられるのが、その「ハードルの高さ」。
「地域に一度関わったら、ずっと関わり続けないといけないのではないか」「地域と関わる前にいろいろ調べてからいかないといけないのではないか」。地域と関わるには、それぞれいろいろなハードルがあります。
訪問者には、気軽に「場」に立ち入り「体験」に参加してもらうことで「ゆるく」地域と関わってもらいつつ、その地域の魅力を深く知ってもらい、その結果として、地域との結びつきを「つよく」感じてもらい、地域との継続的な「いい関係」に発展することを目指しました。
出会いに、こだわる。こだわりに出会う。
体験をつくっていくにあたって、人が繰り返し地域を訪れる要因として「人とのつながり」に着目しました。 地域で活躍する職人等の皆様に「案内人」になっていただき、それぞれの「こだわり」を熱く語ってもらうとともに、少人数制にすることで双方向のコミュニケーションが生まれる仕組みづくりをしていきました。
そこで生まれたのが「出会いにこだわる。こだわりに出会う。」というコンセプト。デジタル技術の発展により世界中のだれとでも簡単につながれる世の中になったからこそ、「あえて」現地に足を運び、Face to Faceのコミュニケーションをとることに価値がある。そんな信念のもと、地域の方と関係人口の出会いの場をつくっていきました。
実証実験を通じてわかったこと
案内人14名による、和紙制作・空き家ツアー・日本酒のみ比べ等、様々な文化・自然・食に関する14件のオリジナル体験を造成し、累計で69名もの方々にご参加していただきました。
参加者へのアンケートでは、「大変満足」と答えた方の割合が全体験平均で約6割となり、約9割の方に「今後も参加したい」と思っていただけました。案内人とのコミュニケーションによって、「体験の満足度=体験の面白さ× 案内人の魅力」という図式が成り立ち、参加者満足度につながったのではないかと考えています。
conomichiでは
【conomichi(コノミチ)】は、
「co(「共に」を意味する接頭辞)」と「michi(未知・道)」を組み合わせた造語です。
訪れる人と地域が未知なる道を一緒に歩んで元気になっていく、「この道」の先の未知なる価値を共に創り地域に新たな人や想いを運ぶ、そんな姿から名付けました。
今まで知らなかった場所へ出かけて、その地域の風土や歴史・文化にふれ、その地域の人々と共に何かを生み出すこと。そこには好奇心を満たしてくれる体験があふれています。
地域で頑張るプレイヤーの、一風変わったコンテンツの数々。
まずは気軽に参加してみませんか?