焼津市との貸切イベント(後編)

いよいよ新幹線に乗車

焼津市とJR東海が連携して企画した貸切イベント、後編では当日の様子をご紹介します。東京駅に集結したイベント参加者は最初、皆少し緊張した表情でしたが、同じ焼津市出身ということもありランチでだいぶ打ち解けたようで、新幹線に乗るときはお互いに写真を撮ったり、和気あいあいとした雰囲気に。そして、いよいよこの日だけのために装飾した新幹線に乗り込みます!



新幹線車内で焼津クイズ

装飾した新幹線に乗車すると、焼津をイメージした青づくしの車内が歓声に包まれ、興奮冷めやらぬうちに新幹線が発車しました。発車後はご当地タレントの久保ひとみさんの司会でイベントが進行、ご当地サイダーで乾杯からスタートしました。車内ではクイズ大会がグループ対抗で行われ、焼津にちなんだ難問やJR東海に関連した奇問に大盛り上がりで、あっという間に静岡駅に到着しました。       

静岡駅のサプライズイベント

静岡駅では、駅長や駅社員がお出迎えを行い、新幹線の前で記念撮影を実施、東海道線のホームへ。東海道線のホームでは、即興のイベントスペースを作って新幹線の中で撮影した写真をチェキにして参加者の皆さんにプレゼントしました。参加者の皆さんは自分が写っている写真を見て大喜び!このアイデアを出した公募スタッフも、参加者の皆さんの驚きと笑顔に感激していました。         



地域の皆さまの温かさにふれる

静岡駅からは在来線の貸切列車に乗車し、発車後に「この列車の運転士と車掌は皆さんと同じ焼津市出身」のアナウンスが流れると再び歓声に包まれました。トンネルを抜けて列車はふるさと焼津市に入ると列車は速度を下げていきます。まだ駅に近くないのに速度を下げた理由は、地域の皆さまのおもてなしがあったからでした。車窓には、焼津市のみなさまの手厚い歓迎が広がりました。大漁旗を広げる方や、郷土の踊りを披露する方、ボードをもって歓迎する方々、たくさんの温かい「おかえり」メッセージを受けて、列車は焼津に到着しました。       

到着セレモニー

到着すると、ホームでは焼津市長と焼津公認マスコットキャラクター「やいちゃん」がお出迎え。駅前では地域の皆さまが獅子舞を披露し、ふるさとに帰ってきた若者たちを盛大に迎えました。その後、焼津市主催の到着式典が行われ、貸切イベントは興奮冷めやらぬうちに幕を閉じました。参加者からは「ふるさと焼津の暖かさを改めて感じることができた」という感想もあり、焼津市の皆さま、JR東海のスタッフともに安堵と感激に包まれました。         



おわりに

自治体の皆さまと新幹線1両貸切パッケージを使ってイベントを実施したのは今回が初の事例でした。JR東海のメンバーも試行錯誤の連続でしたが、ひとつひとつの企画を大事にして、密に自治体の皆さまと打合せを実施することで、より自治体のことを深く知るきっかけになりました。そして「人と人とのつながり」こそが今後の地域の皆さまとの連携につながると改めて感じました。今後も人とのつながりを大切に、様々な形で地域の皆さまと連携していきます。       

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※本記事は2024年5月に、2024年1月に開催したイベントにまつわるストーリーを記載しております。そのため、現在とは事実が異なる可能性があります。