三島市との地元PRイベント

静岡駅に甘い香りが漂う

2023年11月2日、静岡駅のコンコースに甘い焼き芋の香りが漂いました。正体は、三島市特産のさつまいも「三島甘藷」。三島のブランド野菜「箱根西麓三島野菜(以下、三島野菜)」を多くの人に知って欲しい~三島市役所の皆さんの熱い想いを私たち静岡支社のメンバーは三島市にお伺いする度に聞いていました。私たちとしても沿線の新たな魅力を多くの人に伝えたい~両者の想いが合わさって、静岡駅のコンコースで1日限りのイベントが実現したのでした。



三島市とJR東海のつながり

富士山の麓、三島市。富士山が望める新幹線のホームにはJR東海社員なら誰しもが降りたことがあります。そう、三島にはJR東海の研修センターがあり、JR東海社員になると最初に研修をうける地、まさに原点なのです。そして、富士山の伏流水が湧き出ることから、水がとても美味しい!そんなこの地で研修を受けて育った私たちだからこそできる三島の魅力発信を考え続けてきました。       

静岡駅でイベントを実施する

「休前日に静岡駅でイベントを開催してはどうでしょう?」JR東海から三島市の皆さんに提案したのは、8月のことでした。静岡駅は静岡の中心であるとともに、休前日の夕方は静岡で単身赴任している多くの方がご自宅に帰るため新幹線をご利用になります。東京・名古屋・大阪の方々にも三島野菜を知っていただけるのではないか、そんな想いで提案をしました。その提案を受け、三島市の方は「三島野菜の多くが旬を迎える秋になら、三島市内で開催される催事と併せて、より関心を持っていただけるかもしれない。人流の多い静岡駅で、さらに県外の人にもPRできるのは魅力的」と思ったといいます。         



三島のウリとは

イベントに向けて、三島のウリを改めて三島市・JR東海で考え抜きました。「手軽なお出掛け先として三島を選んでもらい、地元のおいしいものを食べていただきたい」こんなコンセプトでイベントの内容を議論しました。さわやかウォーキングと同日に開催する「三島フードフェスティバル」をはじめ楽寿園菊まつり、みしま竹あかりと三島で催事がつづく11月にPRをしたらどうか?実際に旬の三島甘藷を配布したらどうか?というような意見を三島市の方々からいただき、JR東海では、駅の限られたスペースで三島の良さを引き出せる方法を考えまとめていきました。       

いよいよイベント当日

「駅を通るお客様が関心をもってくれるのか?」「三島甘藷を受け取ってくれるのか?」などと期待と不安が入り混じるなか、イベント本番を迎えました。いざ始まってみると、そんな不安は一瞬に消えて、たくさんのお客様が三島甘藷を受け取ってくださいました。「三島にこんな美味しそうなさつまいもがあるのは知らなかった」「今度是非現地に行ってみたい」などと嬉しい声も聞かれました。イベントには三島市に拠点を置くバレーボールチームの選手も駆けつけ、会場一体の盛り上がりも最高潮に!         



地域の良さを発信

イベントを終えた三島市の皆さんは、安堵の表情でこう語りました。「三島甘藷をきっかけに三島はおいしい野菜の産地ということを少し広められたと思います」その言葉には、謙遜しつつも内なる手応えが垣間見られました。JR東海社員にとっても、地域の皆様と一緒に作り上げる静岡駅のPRイベントは初めてのことでした。地域の新たな魅力を見つけて、地域の皆様と一緒に多くの方々に発信する~これからも地域の良さを見つける旅は続きます!       

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※本記事は2024年3月に、2023年11月に開催したイベントにまつわるストーリーを記載しております。そのため、現在とは事実が異なる可能性があります。