市川大門駅からはじまるストーリー

市川大門駅にあふれた笑顔

2024年5月26日、山梨県市川三郷町にある身延線の市川大門の駅前はたくさんの笑顔に包まれていました。山梨の自然を満喫するためにサイクルトレインで甲府や静岡から訪れたサイクリスト、駅前マルシェでグルメを楽しむ地元の方々、市川三郷町の伝統工芸である和紙すきを体験する親子連れ、今までにない体験を楽しむ姿がみられました。今回は市川三郷町の皆さんと私たち静岡支社のメンバーで作り上げた1日限りのイベントを紹介します。
※サイクルトレイン:自転車を解体せずに車内にもちこめる列車。通常は解体して輪行袋に入れてご乗車いただいています。



市川三郷町の魅力

甲府盆地の最南端に位置する市川三郷町は、南アルプスの山々に囲まれ、日本三大急流の一つである富士川が流れる自然豊かな町で、最近は多くのサイクリストも集まります。また、夏には日本三大花火の一つとされる「神明の花火」大会が開催されます。この日は身延線も静岡・甲府から多くのお客様がご利用になり、当日は私たちも総出でお客様対応にあたることから静岡支社の一大イベントになっています。そんなこともあり、市川三郷町とは深いかかわりをもち続けてきました。       

サイクルトレインとマルシェを同日に

私たちが市川三郷町の皆さんにサイクルトレインのお話を持ちかけたのは2023年秋のこと。これまでも山梨県や富士川町をはじめ、身延線沿線の自治体の皆さんからご要望をいただいていましたが、せっかくやるからには自転車に乗る人も乗らない人も楽しめるイベントにしたいと思い、地域の皆さまと相談してきました。そんななか、市川三郷町の皆さんから「駅前マルシェ」のご提案をいただき、実現に向けて一気に前進しました。         



サイクルトレインが動き出す

1本目のサイクルトレインは南甲府を9時3分に発車する「みのクル2号」。8時30分頃から次々と自転車で駅に乗車されるお客様が到着すると、駅前で記念撮影をして、はやくもお祭りモード、皆さんのワクワク感がスタッフにも伝わってきました。そして、40人近いお客様と自転車を乗せた「みのクル2号」が定刻に動き出し、乗務員の「サイクリングをお楽しみください」との放送が流れると、車内は一気に歓声に包まれました。その後も目的地まで車内で乗務員の手作りボードを持って記念撮影するなど、サイクルトレイン自体もイベントのような雰囲気になりました。       

駅マルシェ「みのルシェ」

今回サイクリングコースの拠点となった市川大門駅では、駅マルシェ「みのルシェ」が開催!地域の皆さま、身延線でいらっしゃった方、サイクリストなど、たくさんのお客様で賑わいました。また、「みのルシェ」では、地元の青洲高校の皆さんの出店に加え、地元の伝統工芸である和紙すき体験、さらにはマウンテンバイク体験など、地域に根差した、市川三郷町らしいマルシェになりました。サイクリングを楽しんだ後に地元のグルメを楽しむサイクリストが、地域の皆さんと笑顔でお話する光景も見られ、会場一体がほっこりとした雰囲気に包まれていました。         



ロゴにこめた思い

今回サイクルトレインを運行するにあたり、私たちは地域の皆さまといかに連携するかを、考えました。その象徴ともなるのがこのロゴ、地域と連携したイベントを継続的に実施し、身延線を盛り上げていきたい、という想いを込めて作成しました。身延線の車窓から美しく見える富士山を真ん中に、沿線の富士川の流れをイメージした円弧をデザインしています。このロゴは、今回の「みのルシェ」の3店舗以上でお買い上げいただいたお客様に先着でプレゼントしたハンカチタオルにもデザインされています。今後も身延線の様々な駅で地域の皆さまとイベントを実施していきます。       

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※本記事は2024年5月28日に、2024年5月26日に開催したイベントにまつわるストーリーを記載しております。そのため、現在とは事実が異なる可能性があります。