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- 大河ドラマ主人公「鎌倉殿の13人」執権北条氏、「どうする家康」徳川家康も読んでいた! 有事にこそ「リーダーの真価」が問われる!
フビライ、西郷隆盛、明治天皇…世界の名リーダー座右の書・不朽の古典が読みやすい現代語抄訳スタイルで蘇る!
唐2代皇帝・太宗による政治の要諦『貞観政要』。日本でも鎌倉将軍、徳川家康、明治天皇らも参考にし、世界最古・最高のリーダー論として読み継がれている。
「組織の力量はリーダーの器以上にはならない」「部下からの厳しい言葉にこそ耳を傾ける」「上司は自らの権限の及ぶ範囲を明確にし、できれば制限しなければならない」
太宗が示したリーダーシップの要諦は、時代を超えて通用する組織運営のための普遍の原理である。コロナ後という指針なき混迷の時代に組織の立ち位置を見直し、リーダーとして先を見て率いていくために学ぶ座右の古典。
<本書の目次>
第一章 人の上に立つ者の条件
第二章 強い組織をつくる哲学
第三章 部下を伸ばすリーダーの資質
第四章 上に立つための自分の磨き方
第五章 部下を最大限に生かす法
第六章 有能な人材の見抜き方
第七章 失敗や挫折を乗り越える
「はじめに」より抜粋――
人類の歴史が始まって以来、世界には数多くのリーダーが登場しました。そのなかには偉人伝に名を連ねる人物もいれば、多くの犠牲者を出した極悪人として語られる人物もいます。
では、そんな数あるリーダーのなかで、各国を治めるトップから小さなグループを指揮する者まで、あらゆるリーダーが見本にできる人物といえば、一体誰を思い浮かべるでしょうか?
その答えの一人として、紀元七世紀の中国で「唐」という国の礎を築いた、李世民=太宗の名をあげる日本人は少ないでしょう。
太宗が唐の皇帝であったのは、「貞観」といわれる二十数年の短い時代でしかありません。その後、かの大国は再び混乱の渦に巻き込まれていきます。
しかし、この二十年間に太宗が語ってきた言葉の数々は、リーダーとしてあるべき見本として、時代や立場を越えて読み続けられてきました。
それこそが本書『貞観政要』であり、太宗の死後、四十年から五十年が過ぎてから、呉兢という官僚がまとめたものとされています。
王朝時代の中国で本書はリーダーの必読書となり、モンゴル出身のフビライ・ハンなども愛読してしました。そして日本では鎌倉政権を支えた北条家や徳川家康、また明治天皇が、リーダーシップの指針として本書を活用しています。
【著者プロフィール】
呉兢 (ごきょう)
670(咸亨1年)~749(天宝8年)。中国唐代の歴史家。?州(河南省開封)の人。長年史館にあり、歴朝『実録』などの編纂に従事。自ら『貞観政要』『国史』などを編纂した。
夏川賀央 (なつかわ がお)
1968年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。数社の出版社で編集者として活躍したのち独立。会社経営の傍ら、ビジネス書を中心に執筆活動を行う。古典の現代語訳に『武士道』『茶の本』『風姿花伝』『啓発録』(致知出版社)、著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社プラスα文庫)、『仕事ができる人の「日本史」入門』『仕事ができる人の「アジア史」入門』(きずな出版)等がある。
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