商品詳細
- 料理の流儀には、四条流、四条園部流、生間流、大草流、進士流などいろいろな流儀があるが、もとは一つで、四条山陰卿がルーツとなっている。
各流派の料理人は、明治維新まで皇室や幕府、皇族などに仕えたが、新しい時代に変わり、各料理人は職を辞し、町中に住まいを移した。そして、料理屋の主人に頼まれて、包丁の使い方や、儀式の切形、調理技術、料理の盛り付けかたなどの秘伝を伝え、日本の貴族の食事に由来する独特の「有職(ゆうそく)料理」が伝えられた。この「有職料理」を今でも受け継いでいるのが「西陣魚新」である。
当店は、大正天皇と昭和天皇の大礼(即位大餐の宴)の料理を担当したことをはじめ、平成天皇即位の際の京都御所での茶会も担当した。また、大正時代には東京の山王下に支店があり、朝鮮王朝の季王の皇族をもてなしたほか、北白川宮家、閑院宮家、伏見宮家、山階宮家といった宮家の専属料理人でもあった。
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