東海道新幹線 乗務員制服アップサイクル特集
新幹線乗務員の制服
東海道新幹線に乗車いただいた際に、乗務員が着用している制服。
実は時代とともに移り変わっているのをご存知でしょうか。
例えば、2022年までは1年を通じてダブルスーツでしたが、2022年に暑さ対策のために、夏は開襟シャツ、夏以外の季節はシングルスーツになりました。
安全な輸送基盤を築くために
乗務員の制服は厳しい制限が法律で定められています。あらかじめ規定で決めたデザイン以外は着用ができないのです。
JR東海では、セキュリティ上万全を期すために、新旧2種類の制服を着用した乗務員が同時期に乗務しないようにしており、デザイン変更の際は全ての乗務員の制服を一斉に変えています。
そのため、ストックしてある制服のうちの一部はどうしても残ってしまい、これまでは素材としてリサイクルをしていました。
新しい価値の創造
そんな中、制服を担当しているJR東海岩根さんには、「素材まで戻してリサイクルするのではなく、なんとかして旧制服を長く楽しんでもらえる別の形に変えられないか」という熱い想いがありました。
その想いを当社の安藤が偶然知ることとなり、一緒に様々な検討をした結果、日常で使える新しい形となって制服が生まれ変わりました。
東海道新幹線の乗務員制服をアップサイクルして商品化したのは今回が初めてです。
かつての制服の特徴を感じていただけるように、可能な限り制服の形状を残してデザインしました。
ストックされていた未使用の制服生地を活用して、国内で職人さんが1つ1つ丁寧に手作りしています。
東海道新幹線の乗務員になった気分で、日常使いしてみてはいかがでしょうか。