南紀と長沢芦雪 「奇想の絵師」の才能が開花した地
江戸時代、京都で活躍した絵師、長沢芦雪[1754-1799]。彼が南紀を初めて訪れたのは1786(天明6)年のこと。半年ほどの南紀滞在中に、師の円山応挙とは一線を画す大胆かつ独創的な作風を打ち出し、全盛期を迎えたと評されています。串本町の無量寺の襖絵をはじめ、約270点もの作品を残した南紀での足跡を辿りながら、なぜ、この地で才能が花開いたのか、その理由と人物像に迫ります。
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