真珠のゆりかご 伊勢志摩へ ──人と自然が育む海の宝石 静謐な輝きを放つ真珠。この海の宝石が持つ神秘性は、太古から私たちを魅了してきました。日本人にとって身近な存在となるのは明治時代。〝真珠王〟こと御木本幸吉が、半円真珠の養殖に成功したことに始まります。世界初の偉業から約130年がたち、日本の養殖真珠を取り巻く環境はどのように変化したのでしょう。ひと粒の真珠が生まれる背景を探りに、真珠養殖発祥地である三重県の鳥羽、そして伊勢志摩を旅します──。 文=瀬戸内みなみ
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