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「争いの本質」を知り優位に立て! 『孫子』と並ぶ世界的戦略書の要諦 ――――――――――――――――――――――――――――― かつて『戦争論』を著わしたクラウゼヴィッツ。 プロイセン軍人としてナポレオンに対抗することを命じられた。 その際に編み出された戦略の要諦こそ『戦争論』である。 時代の変遷を経て各国の為政者に愛読された『戦争論』は、戦争における人間の変わらない心理が描かれている。 本書は膨大な原典から重要なエッセンスを抜き出し、激動の現代の視点から平易な現代語訳で読み直すもの。 ――――――――――――――――――――――――――――― <目次> 第一章 戦争とは何か 第二章 「戦術」と「戦略」 第三章 「防御」と「攻撃」 第四章 勝利に必要な「戦闘力」 第五章 部下を率いる資質 第六章 歴史に学ぶ勝利の本質 ――「はじめに」より なぜ人類は、いつまでも戦争を繰り返すのだろう? 世界のどこかで戦争が起こるたび、私たちはそんな疑問を抱かずにはいられません。一体、戦争は何のためにやるのか? 「戦争は、政治的な目的を達成するための手段であり、実行する以上、その目標は常に相手が屈服するまで叩きのめすことにある」 一九世紀にそう戦争を定義したのが、本書『戦争論』の著者であり、プロイセン(現在のドイツを構成する国の一つ)の軍人だったカール・フォン・クラウゼヴィッツです。以後、本書は一貫して現代まで、戦争を理解するための必読書になってきました。 (中略) クラウゼヴィッツの時代からおよそ二〇〇年、世界のグローバル化に加え、武器の強力化、戦闘集団のテロ組織化、核兵器の登場に、サイバー戦争化と、戦争の様相は一変しました。 それでも「暴力によって政治的な目的を達成する手段」としての戦争は終わることなく、個別の危機をあげればキリがないほど、我々は常に戦争に巻き込まれる危険に囲まれています。 そんな世界に生きながら、この「戦争論」という古典を避け続けるのは、もはや国際人として責任放棄なのかもしれません。 【著者プロフィール】 クラウゼヴィッツ 1780年生まれ、1831年死去。プロイセン王国の軍人で軍事学者。ナポレオン戦争にプロイセン軍の将校として参加、戦後は研究と著述に専念したが、死後1832年に発表された『戦争論』で、戦略、戦闘、戦術の研究領域において重要な業績を示した。 夏川賀央 (なつかわ がお) 1968年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。数社の出版社で編集者として活躍したのち独立。会社経営の傍ら、ビジネス書を中心に執筆活動を行う。古典の現代語訳に『武士道』『茶の本』『風姿花伝』『啓発録』(致知出版社)、『今度こそ読み通せる名著 スマイルズの「自助論」』『今度こそ読み通せる名著 マキャベリの「君主論」』『超約版 貞観政要』(いずれも小社刊)、著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社プラスα文庫)、『仕事ができる人の「日本史」入門』『仕事ができる人の「アジア史」入門』(いずれもきずな出版)などがある。
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