1996年3月に迎えた東海道本線優等列車の世代交代30周年を記念し、急行「東海」(165系)から特急「東海」(373系)への格上げ、さらに「大垣夜行」から「ムーンライトながら」への移行をモチーフとした鉄道グッズです。 国鉄車両を象徴するオレンジと緑の“湘南色”をまとった懐かしい165系は、かつて東京と静岡を結ぶ急行「東海」として東海道を日々走り続け、夜を徹して長距離を走破する「大垣夜行」としても活躍しました。 しかし1996年、その風景は静かに幕を下ろします。 急行は特急へ。165系は373系へ。昼も夜も、新しい時代の主役へとバトンが渡されました。 けれど、あの色、あの音、あの揺れは、今も記憶の中で走り続けています。 本企画では、あの年に訪れた“東海道の転換点”を、165系・373系の表情やヘッドマークなどの記憶をグッズで表現しました。 あの日のホーム、あの日の車窓を思い浮かべながら、手に取っていただければ幸いです。 ■ 商品概要 【個包装サイズ】約 W222 × H340 mm 【商品サイズ】約 W220 × H310 mm(A4サイズ) 【素材】PP ■ その他 ・画像はイメージです。 ・イラストはイメージです。実際の車両やマーク、設備等と異なる場合があります。 (JR東海承認済)
担当者の想い 今回の企画を考える中で、まず思い浮かんだのは、まだ国鉄の面影が残るホームに静かに滑り込む165系の姿でした。やがて発車のアナウンスが流れ、ゆっくりと動き出す――あの光景を、今でも鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか。
東京と静岡を結び続けた急行「東海」。眠気と期待が入り混じる車内で夜を越え、大垣や東京を目指した「大垣夜行」。とりわけ「青春18きっぷ」を握りしめて乗り込んだ世代にとって、あの列車は単なる移動手段ではなく、旅そのものだったように思います。
そして迎えた最終運行日。ホームには多くの人が集まり、湘南色の車体を見送る姿がありました。歓声というよりも、どこか名残惜しさに包まれたあの空気感。東海道を当たり前のように走っていた列車が、その日を境に姿を変える――時代がひとつ進んだ瞬間でした。
今回の商品では、車両そのものだけでなく、あの時間や空気までも思い出していただけるよう、ヘッドマークやサボもデザインに取り入れました。手に取ったとき、それぞれの“東海道の記憶”がよみがえれば幸いです。
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165系
1963年から営業運転を開始した国鉄の急行形電車です。登場以前、東海道本線などの平坦区間で活躍していた急行形電車「153系」は、主電動機の出力不足による温度上昇が課題となっていたほか、山陽本線の瀬野~八本松間(通称「セノハチ」)では連続勾配に対応するため補助機関車の連結を必要としていました。
こうした状況を踏まえ、主電動機の出力を従来形式より約20%向上させたMT54形主電動機を採用し、勾配線区や寒冷地での運用にも対応できる車両として誕生したのが165系です。
JR東海では、急行「東海」「富士川」「伊那路」や「大垣夜行」などに使用されました。
1996年の急行「東海」最終運転に向けた約半月間は逆台形型のヘッドマークが掲出され、最終運転日には特別仕様のヘッドマークも掲出されました。
最終日の運行に使用されたサロ165-106(グリーン車)は、緑色の等級帯が施された状態で、現在はリニア・鉄道館の収蔵車両エリアに展示されています。
373系
中距離特急用として開発されたJR東海の直流特急形電車で、1995年に登場しました。現在は、特急「ふじかわ」、特急「伊那路」をはじめ、静岡地区のホームライナーのほか、「飯田線秘境駅号」など多彩な列車で活躍しています。
多様な運用に対応できるよう高い汎用性を備えて設計された車両で、外の景色を楽しめるよう大型の側窓を採用しています。最高速度は120km/hです。
1996年3月からは、特急「東海」および快速「ムーンライトながら」としても運用が開始され、特急「東海」は2007年の運行終了まで、「ムーンライトながら」は2009年の臨時列車化まで使用されました。
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