#78

温泉と薬師如来への感謝を込めた、石仏

岩淺 宏観さん 温泉寺 住職

温泉寺ではご本尊である薬師如来が祀られているほか、下呂温泉の歴史が記された“湯文”といった文化財も所蔵。岩淺さんは、このお寺の管理を務めながら参拝者をあたたかく見守っています。

  • Q.
    幼い頃から、地元で暮らしているのですか?
    A.
    島根県出雲市の出身です。大学進学とともに京都市・妙心寺へ入門。その後、専門道場にて修行中、後継者不在の温泉寺住職就任という話がされ、平成14年3月に下呂へ移住しました。

  • Q.
    地元の印象を教えてください。
    A.
    下呂へは妙心寺専門道場で修行中、托鉢のために2回訪れていますが、その時から感じていることは、みなさん「人」「神」「仏」を大切にされるということ。温泉も人も温かいですね。

  • Q.
    ご住職のお気に入りはなんでしょうか?
    A.
    今回のお気に入りのものとして、「下呂の源泉が湧きでるお湯かけ薬師」をご紹介させていただきたいです。下呂温泉の発見は“白鷺に化身した薬師如来”とされており、その薬師如来をご本尊として本堂にお祀りしていますが、それとは別に源泉の湧きでる場所に薬師如来の石仏を安置しています。

  • Q.
    まさに、下呂温泉にふさわしい仏さまですね。
    A.
    昔、お医者さまや薬のない時代に、人々は病気平癒や怪我の治療を求めて温泉に浸かり、薬師如来におすがりしてきました。現代でも改めて、温泉の効能と薬師如来のご加護に感謝する心を忘れないことを極めて端的に伝えるスポットです。また、地元の人にとっては温泉の湧出そのものを薬師如来に感謝し、お参りするスポットでもあります。

  • Q.
    こちらの仏さまに対する、ご住職のお役目をお教えください。
    A.
    私は毎朝、毎夕お湯をかけて、温泉の湧出と自身の健康に感謝しながらお参りしています。

  • Q.
    HC85系のデビューをきっかけに、 地元がどう変わればいいと思っていますか?
    A.
    今後、ますます利用者が増えて下呂温泉にお越しのお客さまがたくさん訪れてくれることを願っています。

    ※2023年3月時の情報です。

PICK UP

温泉寺

下呂冨士と呼ばれる中根山の中腹に位置し、下呂温泉の湧出を知らしめた白鷺に化身した薬師如来像を本尊としています。
紅葉の見頃の時期にはライトアップも行っています。

※撮影時のみマスクを外しています