#66

高山本線の駅弁屋を支える、栗まんじゅう

垂井 康洋さん 金亀館 代表取締役社長

高山本線で販売されている駅弁をつくる、垂井さん。
“HC85系デビュー記念弁当”や、旅人に長年愛されている“幕の内弁当 味ごのみ”など、多彩な駅弁を取りそろえています。

  • Q.
    幼い頃から、地元で暮らしているのですか?
    A.
    高山で生まれましたが、幼い頃に東京へ移り住み、社会人になってからこちらへ戻ってきました。高山で住むようになったきっかけは、先代から続いている駅弁屋を継ぐことになったからです。

  • Q.
    地元の印象を教えてください。
    A.
    六畳一間的なサイズ感で、手を延ばせばすべてが手に届く距離感は住みやすいです。ただ陸の孤島なので、最新のものが入ってくるのに時間がかかったり、物流が少ないので、ほしいものがすぐ手に入らないのがちょっと辛いところです。

  • Q.
    垂井さんのお気に入りはなんでしょうか?
    A.
    今のイチオシは、「栗まんじゅう」ですね。弊社にて駅弁のほかに製造している商品ですが、さらにおいしくなるよう日々研究を重ねています。24時間、ずっと考えているくらいですね。

  • Q.
    「栗まんじゅう」をつくるきっかけは?
    A.
    コロナ禍が押し寄せたとき、観光客の激減で駅弁業が成り立たなかった時期がありました。それでも何かできるとしたらと考えたとき、おいしい「栗まんじゅう」をつくってみようという気になり製造を始めたのです。最初は試行錯誤の日々が続きましたが、ようやくおいしいと思える味になってきました。そうは言っても、まだまだ修行中です。

  • Q.
    「栗まんじゅう」 の特徴は?
    A.
    栗みつを練り込んだ生地に、栗の香りがほのかに漂う餡と栗の甘露煮をまるっと1個包みこんで、栗の形に焼き上げます。愛しい見た目と、さわやかな後味がポイントです。焼きたてを召し上がっていただくのはもちろんですが、冷凍保存ができるので今は全国地方へ配送できるよう試行を重ねながらがんばって研究しているところです。

  • Q.
    「栗まんじゅう」は、どこで購入できますか?
    A.
    現在、駅弁業とは別に「栗まんじゅう」の店舗を構えました。週末を迎える金曜日・土曜日・日曜日を中心に焼いています。また、高山駅構内にある駅弁販売店にもお土産用として置いており、駅弁を購入されるお客さまに1個2個と購入していただきご好評のお声をいただいております。

  • Q.
    HC85系について思うことは?
    A.
    2022年7月にHC85系がデビューし、弊社ではお祝いの意味も込めまして「HC85系デビュー記念弁当」をJR東海さまのご協力のもと、1,800食限定で発売させていただきました。お弁当箱は忠実にHC85系に類似させたデザインを施し、おまけとして3種類のオリジナル缶バッジを封入。途中5種類を追加し合計8種類となりましたが、おかげさまで11月にて完売となりました。同じ頃、「栗まんじゅう」もデビューとなり、着々とSNSで広まってはきましたが、なかなかHC85系のようにはいかないですね。(笑)HC85系のデビューをきっかけに、飛騨路に足を運んでくださるお客さまの数が少しずつ増え、岐阜県唯一の駅弁屋としてもありがたかったです。

    ※2023年3月時の情報です。

PICK UP

有限会社 金亀館

高山へ訪れるたくさんの方々の楽しい旅路のお手伝いに、心を込めて長年お弁当を作り続けている会社。
高山駅構内にて販売している駅弁や、特別受注による
団体様お弁当、宴会用オードブルなども取り扱っています。

※撮影時のみマスクを外しています