#64

自然との調和が体感できる、山之村とカフェ

石橋 智さん カフェ植村 オーナーシェフ

豊かな自然の中で暮らす農家でありながら、多彩な料理を提供するカフェのオーナーシェフも務める石橋さん。ふたつの顔をもつ彼ですが、共通しているのは無農薬野菜へのこだわりです。

  • Q.
    幼い頃から、地元で暮らしているのですか?
    A.
    静岡県静岡市の出身です。2002年に、飛騨の豊かな自然の中で子育てをしたいと考え岐阜県高山市に移住しました。2004年からは、農的暮らしを始めるため飛騨市神岡町山之村地区で暮らしています。

  • Q.
    地元の印象を教えてください。
    A.
    北アルプス山麓に広がる山之村地区は、標高1,000mの高冷地に位置し、冬は豪雪地帯として有名です。地域内には富山湾に注ぐ神通川の源流があることから、広葉樹の森から湧きでる栄養豊富な清流に恵まれています。そのため多くの生きものが暮らすなど生物多様性に満ちているほか、自給的な暮らしを営む文化や古き良き日本の里山景観が今も残っています。

  • Q.
    石橋さんのお気に入りはなんでしょうか?
    A.
    自宅と農園のある日本最後の秘境、天空の里「山之村」と、農園で採れた新鮮な有機野菜を使った食事を提供するオーガニック農家レストラン「カフェ植村」です。

  • Q.
    「山之村」 を知ったきっかけは?
    A.
    2002年に静岡から高山に移住した当初から、自給的生活ができる里山を探していました。以前、茅葺の民家を再生する建築会社の本を読んだことがあり、その中に茅葺の材料となる茅が採取できる飛騨市神岡町の「山之村」が紹介されていたことを思い出し訪問。そのとき「山之村」の豊かな自然に感動し、翌年、長男が小学校に入学するタイミングで移り住みました。

  • Q.
    どのような点が気に入っているのでしょうか?
    A.
    北アルプスの麓に残る大自然に囲まれた「山之村」には、自然と調和した自給自足の暮らしが生活文化として残っています。美しい森と清流は、山菜、薬草、きのこ、ジビエ、渓流魚など、さまざまな自然食材を提供してくれるのです。この小さな地域は、豊かな自然に恵まれているだけでなく、保育園や小中学校も充実しており、ゆとりある社会で子育てをすることができます。またのどかな雰囲気の中、森や小川などの自然資源も豊富で、子どもたちにアウトドアの楽しさを伝えるには絶好の場所です。このように、「山之村」はのどかな暮らしと、独自の文化を守り続けている点が気に入っています。

  • Q.
    「カフェ植村」に加え、農園も運営されているとか。
    A.
    飛騨高山駅前で営むオーガニック農家レストラン「カフェ植村」に提供している野菜は、自身が運営している石橋自然農園で採れたものです。安全、安心な農産物を求める消費者のために、国が定めた有機JAS認証も取得しました。農薬や化学肥料を使わずにつくった野菜は、多くの旅人から好評を得ています。「山之村」の自然を体感し、無農薬でおいしい料理を食べることができるこのカフェには、世界各国から観光客が集まって来ますね。一番人気は、オリジナルブランドの“カミオカスターコーン”。糖度が非常に高くジューシーで、毎年ふるさと納税の返礼品として重宝されるなど地域の宝となっていて、収穫の前年には予約で完売するほどの人気です。

  • Q.
    HC85系について思うことは?
    A.
    ハイブリッド車両となり、静粛性は向上し前後衝動は減少したので、乗り心地がより良くなったと強く感じました。環境にも乗客にも配慮した車両は、今後都市部と飛騨を結ぶ重要な役割を果たしてくれると期待しています。

    ※2023年3月時の情報です。

PICK UP

石橋自然農園

北アルプス山麓に広がる標高約1,000mの高原に位置する「山之村」で無農薬、自家製堆肥による土づくりにこだわる奥飛騨の小さな農家。
国の定める有機JAS認証を取得し「安全」で「安心」できる「完全無農薬栽培」の野菜を提供してくれます。

※撮影時のみマスクを外しています