#63

伝えたい、溢れる飛騨古川の魅力

直井 隆次さん 飛騨市景観審議会委員、岐阜県文化財保護協会巡視員

大工を経て現在設計事務所を営み、飛騨市の町並み保存や伝統工法、伝統技術の継承を目的に精力的に活動されている直井さん。40年近く市内の文化財の巡視員として(保護活動の一環)国・県・市(旧町)を定期的に巡視しています。

  • Q.
    幼い頃から、地元で暮らしているのですか?
    A.
    生まれも育ちも飛騨古川です。
    もしかしたら この地を選んで生まれてきたのかもしれないと感じています。・・・とびっきり好きだとは思ってはいないが、でも・・・この町で最期を迎えたいですね。
    ここからは、飛騨市の文化財等紹介させていただきますね。
    ※薬師堂 国指定重要建造物 室町期建立(神岡町小萱)

  • <冷気に霞む古川盆地>
    嶽で生まれた冷気が遥々古川盆地に流れ来て留まり、町に霧が発生すると、地質学の研究者に教わった。
    秋深い頂に立つ・月が昇る・町のあかりが次第に霞んで行く。
    やがて三更ともなると、全てがすっぽりと覆われてしまう。
    音も風も光さえもなくなり、漂う夜の青さに私は同化されてしまう。
    …私は静かにそこにいることができる。

  • <霧の中の人>
    遠い昔 初めて出逢った時のような・・・なぜかそんな気がした。
    ・・・もう50年余りも前のことなのだが・・・

  • <白いカンバス>
    この日は霧が立ち上がり、雲との境を知ることはできなかったが、白だけのカンバスは、幸いかな素直な気持ちへといざなう。

  • <春を待つ吹雪と町の雪景色>
    耐えざるを得ない厳しさと、形容できない美しさが混在する雪国。
    春への恋しさは、やがて来る祭りへの源となる。

  • <行く道・来た道 (羨道から現世を)>
    いつか旅立つことになる道を覗いている。
    いつの日か行くことになるかもしれない彼方を見る。
    ホウの枯葉がガサっと鳴った・・・
    馬で乗り入れたとの言い伝えがある まさか騎馬民族がいたのか
    ※岐阜県指定 二ツ塚古墳群(史跡) 古川町

  • Q.
    ここまでありがとうございます。ちなみに、「新型特急ひだ」のデビューを記念し、こんな企画があったらいいなと思うことはありますか?
    A.
    古川駅発富山駅折り返し古川駅から、名古屋駅折り返し古川駅終点、車中2泊(普通列車)3日ののんびり列車とバスとのコラボの旅はどうですか。ひっそりと旅立って、小さな駅で降りて野外で旨いものを食べて・誰かのうんちくを聞かされたり・森林を散歩したり・写真を撮ったり・・・1~2輌程度なら客は見込めませんか? 世の中には案外物好きがいるものです。
    たぶん私は応募するでしょう(予約します)。 何なら企画に参加させてください。

    ※2023年3月時の情報です。

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※撮影時のみマスクを外しています