#37

昔のくらしの一部となれる、旧豊坂家住宅

市田 要次朗さん 平湯民俗館禄次 店長

平湯民俗館の敷地内にある食事処で、店長を務める市田さん。店内では、飛騨牛めしやとんちゃん定食、山菜そばなどの料理を提供し、多くのお客さまの舌を喜ばせています。

  • Q.
    幼い頃から、地元で暮らしているのですか?
    A.
    奥飛騨温泉郷、新平湯温泉出身です。

  • Q.
    地元の雰囲気はいかがですか?
    A.
    温泉街ならではの情緒に加え、自然の豊かさと厳しさも感じられます。何もない土地だからこそ、地元の人が協力しながら街づくりをしているのが素敵なところだと思います。

  • Q.
    市田さんのお気に入りはなんでしょうか?
    A.
    平湯民俗館の敷地内にある、「旧豊坂家住宅」です。高山市指定文化財として認められています。

  • Q.
    いつ頃から、お気に入りに?
    A.
    平湯民俗館に勤務することになり、初めて文化財にもなるような建造物が地元にあるということを知ったのがきっかけですね。

  • Q.
    どこに惹かれますか?
    A.
    旧豊坂家は上宝町蔵柱の金山師の住家を移築してきたもので、徳川吉宗が制定した享保尺を有した間取り寸法で、近世で最も古い「広間形」に属します。そのような建造物が身近にあるというのが驚きであり、また、古い建造物を移築できる技術が残っている点も、歴史を受け継ぐという観点から見ると、非常に価値があることだと思います。

  • Q.
    毎朝、旧豊坂家の戸を開け、囲炉裏に火を入れることもお仕事のひとつだとか?
    A.
    はい。今ではなかなかできない経験をさせていただいています。囲炉裏の火を眺めていると、昔の人々の生活の一端を体験しているような感覚になり、自分自身も歴史の一部になるんだなと思いを馳せることがあります。

  • Q.
    HC85系のデビューを、個人的にどう思われますか?
    A.
    昨今のコロナ禍で人の往来も減り、飛騨地域も元気がなくなっていた中で、HC85系のデビューは飛騨地域が待ち望んでいた明るい話題だと思います。これを機に飛騨全域が盛り上がっていけるとうれしいです。

    ※2022年12月時の情報です。

PICK UP

平湯民俗館

平湯温泉にある合掌づくりの資料館。館内には昔の暮らしを再現した囲炉裏があり、農機具等の展示もあります。
また、敷地内には日帰り入浴できる「平湯の湯」があり、足湯も楽しめます。

※撮影時のみマスクを外しています