#36

食材を探すために通う、飛騨の薬草店

北平 知亜季さん 蕪水亭 OHAKO 店主

さまざまな薬草や、地元の食材を取り入れた料理が楽しめるカフェ。この店を切り盛りしているのが、北平さんです。飾らない笑顔で、今日もお客さまをあたたかく迎えています。

  • Q.
    幼い頃から、地元で暮らしているのですか?
    A.
    飛騨古川で代々続く老舗料亭“料理旅館 蕪水亭”の長女として生まれ、中学卒業まで飛騨で育ちました。高校からは音楽の道に進み飛騨を離れましたが、高校・大学・留学・大学院を経たのち故郷へ。その後は家業を手伝う傍、古い街並みにあった支店飲食店“蕪水亭 おはこ”をカフェ“蕪水亭 OHAKO ”にリノベーションし、今はその店の店主を任されています。お子さまからご年配の方まで、みんながおいしく食べられ、かつ健康になれるように薬草を取り入れたオリジナル料理をご提供しようと日々奮闘中です。

  • Q.
    地元の雰囲気はいかがですか?
    A.
    飛騨古川で育ちながら、一度地元を離れて帰郷した身だからこそ感じるのかもしれませんが、やはり町全体にぬくもりがあります。山並みも町並みもここに暮らす人も、飾らず素朴であたたかく、どこかホッとする。飛騨にはそんな癒しがあります。もしも心と身体が疲れたのなら、ぜひ一度この町に立ち寄ってみてください。

  • Q.
    北平さんのお気に入りはなんでしょうか?
    A.
    ズバリ、それは「薬草体験施設 ひだ森のめぐみ」です。飛騨には心を癒すぬくもりだけではなく、身体を癒す薬草もあるんです。何を隠そう飛騨は、日本有数の薬草の宝庫なんですよ。昔から伝わる飛騨人の経験の積み重ねから生まれた英知の一つが、薬草に関する知識だと思います。誉れ高い飛騨の匠の技術と同様、誇るべき飛騨の宝です。医学の発達とともに忘れられつつある薬草の知識をもう一度掘り起こし、健康を育む食材としておいしく活用することをめざしています。そういった点で、このお店にはよく通います。

  • Q.
    お店のどんなところに惹かれるのでしょうか。
     A.
    まず第一に、行けば薬草に関する新しい商品や知らなかった情報に出会えること。そして何より、ワークショップとして自分で体験できることですね。予め予約が必要なワークショップもありますが、そのときの気分や体調に合わせた自分だけのオリジナル薬草茶をブレンドする「ティーセレモニー」や、何層にもカラフルに重なり見た目も美しい
    「薬草七味づくり」などは、何度やっても前回よりもっと上手にと試行錯誤できて楽しいです。

  • Q.
    どのようなときに訪れますか?
    A.
    薬草に関する新しいアイデアを求めて、でしょうか。(笑)それと地元を離れた友人に贈り物をするときにも、添えてあげられる品を求めて立ち寄ります。

  • Q.
    そのお店にいるひとときを、どのように過ごされますか?
    A.
    時間に余裕があれば薬草茶を試飲しながら、スタッフの方々とたわいもない話に花を咲かせています。ですが近頃は、おかげさまで“蕪水亭 OHAKO”も多忙になり、なかなかゆっくり話しをする時間がとれていません。実は“蕪水亭 OHAKO ”としても「薬草体験施設 ひだ森のめぐみ」に幾つかオリジナル商品を置かせてもらっているのですが、すべて手作業でつくる商品のため品切れとなることも多く、最近の話題はもっぱら納品に関してばかりです。(苦笑)

  • Q.
    HC85系を、個人的にどう思われますか?
    A.
    飛騨へ訪れてくださるお客さまが、道中より快適にお越しいただけるようになったことは喜ばしい限りです。これを機会にさらに多くの方々が飛騨を訪れ、癒され、健康になっていただければと願っています。

    ※2022年12月時の情報です。

PICK UP

蕪水亭OHAKO

飛騨で採れた薬草をふんだんに使い、〝美味しく食べられる薬草料理〟をテーマに、少しずつ色々食べられるランチプレートと、香りよい飛騨産のそば粉を使用した本格手打ちそばが楽しめるカフェ・スタイルのお店。
まずい…苦い…という薬草のイメージを覆した、美味しく、身体に優しいランチをぜひご賞味あれ。

※撮影時のみマスクを外しています