#33

祭りの文化を今に伝える、古川祭

森下 純雄さん 飛騨古川夢ふるさと案内人会 会長

訪れた人をあたたかく迎え、飛騨古川のさまざまな魅力をガイドする飛騨古川夢ふるさと案内人。その一人である森下さんは、時に飛騨弁を交えながら地元の歴史や文化を紹介します。

  • Q.
    幼い頃から、地元で暮らしているのですか?
    A.
    若い頃東京に遊学した一時期を除いて、生まれも育ちも飛騨古川です。地元の言葉で「古川やんちゃ」と言われる、古川っ子ですよ。

  • Q. 
    地元の雰囲気はいかがですか?
    A.
    こちらでは「古川祭」が有名ですが、それ以外にも各神社ごとに厳粛な祭礼が催され、質、量ともに豊富な祭文化が住民の生活に息づき、人々の心を結んでいます。こうした精神風土の中から、「娑婆に飽ぐんだら(飽きたら)古川へ」ということわざが生まれたのです。

  • Q.
    森下さんのお気に入りはなんでしょうか?
    A.
    国指定重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「古川祭」です。

  • Q.
    いつ頃から、お気に入りに?
    A.
    子どもの頃から「屋台」に親しんで育っているので愛着があるのは当然のことですが、大人になって、若い時期に「屋台」の歴史的、文化的価値の奥深さをとらえることができたことも要因のひとつです。
    ※「屋台」とは…日本の祭りで登場する、飾りがついた巨大な曳山のこと。

  • Q.
    どこに惹かれますか?
    A.
    「屋台」の制作を手がけた人が、飛騨を代表する歴史的な名工であること。古典を機軸とした歴史的風格と、センスにあふれたモダンなデザイン。そして歴史的、文化的価値の高い彫刻、彫金、見送りなどです。江戸時代、有名な高山で潤沢な資金をもとに豪華な「屋台」が建造された黄金期に、優れた技とセンス、見事な独創で古川屋台の先導的な役割を果たしました。

  • Q.
    「屋台」に、惚れこんでいますね。
    A.
    「屋台」の文化的価値をみいだした感銘は深く、これを起点とする「古川祭」に関連した書物も教育委員会のサポートによって執筆することができました。

  • Q.
    HC85系のデビューをきっかけに、地元がどう変わればいいと思いますか?
    A.
    “飛騨の匠の文化”や“祭文化”を柱とする地元の文化的な特色が、より濃く感じられる町になってくれたらと願います。

    ※2022年12月時の情報です。

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※撮影時のみマスクを外しています