#24

金森長近公の功績を発信する、城山公園

田中 彰さん 一般財団法人金森公顕彰会 事務局長

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と、戦国時代の名だたる武将に仕えた金森長近。その類まれなる功績を、より多くの人に伝えようと尽力しているのが、今回ご紹介する田中さんです。

  • Q.
    幼いころから、地元で暮らしているのですか?
    A.
    私は高山市の丹生川村で生まれ、現在は三福寺町で暮らしています。この地区は飛鳥時代から開けた古い地区で、6世紀の古墳や7世紀の古代寺院、平安時代末期の城跡もあります。風当りが強くなく、市街地に近くて住みやすい場所です。

  • Q.
    高山の雰囲気や印象をお教えください。
    A.
    高山は盆地型気候で四季がはっきりしていて、ある日突然寒くなりストーブが必要になります。また1日の寒暖の差が大きく、服装、家屋、交通、食などかなりの影響を受けて生活していますね。農業の分野では、この寒暖差をうまく利用して甘みのあるほうれん草やトマトの一大産地に。そのほかにも飛騨牛は、世界的にも有名になりました。

  • Q.
    田中さんのお気に入りはなんでしょうか?
    A.
    城山公園です。金森長近公が築城した高山城跡にあり、本丸、二之丸が公園として整備されていて市民が早朝から訪れます。春は花見、夏は生ビール、秋は紅葉と、四季を心地よく感じることができます。ちなみに、高山城は天正16年(1588)から築城が開始され、およそ16年かけて完成しました。

  • Q.
    城山公園には、金森長近公の銅像が鎮座しています。
    A.
    私は高山市役所で、43年前に文化財の保護と活用の担当になってから高山城と深くかかわってきました。その縁で、今もこの場所を大事にしています。銅像は、高岡市の日展作家般若純一郎氏によって作られました。台座の中にはカプセルが納められており、建立に賛同された方の芳名録、記念刊行物などが入っています。

  • Q.
    城山公園の、どこに惹かれますか?
    A.
    この公園にやってくると、城の歴史や400年前という高山の深い歴史が感じられるところです。

  • Q.
    頻繁に訪れるのですか?
    A.
    1ヵ月に2~3回ほど訪れます。出前講座で市民の方々を案内するほか、園内にある茶店「むさし」の焼き鳥とおでんを食べに。どちらもことさらにおいしく、訪れる市民の方々も茶店の味を楽しんでいます。

  • Q.
    HC85系のデビューを、個人的にどう思われますか?
    A.
    実際に乗ったことがあります。中央通路に段差がなくて歩きやすく、車内のにおいもなくて快適でした。飛騨の山間地でも揺れが少なく、格段に向上されていることに驚きです。列車のスタイルもよく、好感を持ちました。

    ※2022年12月時の情報です。

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高山市史の概要

「新高山市史は、令和4年3月、全11巻が完成しました。
古くは縄文時代から、新しくは現代までの全時代についてまとまっています。高山市内だけでなく、飛騨全体を視野に入れた歴史をまとめました。
高山市内の図書館、岐阜県の図書館にも蔵書されていますので、閲覧してほしいと思います。」
と、元・高山市史編纂専門員である田中さんは語ります。

※撮影時のみマスクを外しています