#19

文化伝承の思いが舞う、合掌造りの演芸館

竹元 磨理華さん 下呂市役所観光課 地域おこし協力隊 / 下呂舞妓 まり華

彼女が地域を活性化させる手段として選んだのは、芸妓・舞妓文化の普及。自らも舞妓となり、舞台上で地元の人々や観光客に日本の文化の美しさをその身で伝えています。

  • Q.
    地元の雰囲気はいかがですか?
    A.
    下呂は、四季折々で色んな表情を覗かせてくれる素敵な場所です。
    春は桜が咲き誇り、夏には空の青色が一層色濃く輝き、秋に紅葉が色づくと間もなく一面が銀世界となる。日本の魅力とされる“四季” の美しさを、五感で楽しませてくれる街だなぁと強く感じました。また、地元の人々のあたたかさがあふれる唯一無二の場所だとも、日頃から思っています。
    社会人となり、この地での初めての一人暮らしに少し不安もありましたが、いつの間にか“下呂の両親“や”下呂のおじいちゃん・おばあちゃん“もできました。
    私にとって、ここは第二のふるさとです。

  • Q.
    竹元さんは、舞妓さんだとか?
    A.
    私の地域おこし協力隊としてのモットーは、“下呂温泉で会える舞妓“です。芸妓・舞妓文化を、みなさんに知っていただけるような活動を日々行っています。
    活動拠点となる「しらさぎ座」でも、主に下呂温泉合掌村の来村者に向けて芸妓・舞妓文化を知っていただけるよう、普段はあまり見ることのできないお稽古風景を公開する“公開稽古“のほか、イベント時や大型連休などには”特別公演“を開催しています。

  • Q.
    お気に入りはなんでしょうか?
    A.
    下呂温泉街から少し上がった場所に位置する“下呂温泉合掌村“の中にある、演芸館「しらさぎ座」です。こちらでは、春先に開催されるイベント“土雛まつり“の土雛が飾られたり、現役で活動されている芸妓のお姐さん方による定期公演などが開催されています。訪れる方々に、下呂の地元文化や歴史を伝えている演芸館です。

  • Q.
    「しらさぎ座」を知ったのは、いつごろですか?
    A.
    初めての訪問は、下呂に移住してきたばかりの3月末でした。
    これからの活動を学ぶべく、芸妓のお姐さん方による定期公演を見ようとお忍びで訪問しました。
    また、演芸館「しらさぎ座」は私が“下呂舞妓・まり華(か)“として活動する場所でもあり、昨年6月の地域おこし協力隊着任式もこちらで行わせていただきました。

  • Q.
    この演芸館のどこに惹かれますか?
    A.
    「合掌造り」という歴史的な外観でも、中に入れば金屏風を背景にした煌びやかな舞台と別世界のような空間が迎えてくれる。私は、その「しらさぎ座」ならではのギャップがとてもお気に入りです。私と同様に、一歩足を踏み入れたときに思わず感嘆してしまうそのギャップに魅了される方も多いのではないかと感じます。もちろん、この演芸館の魅力は、そのほかにもまだまだありますよ。

  • Q.
    舞っているときの心境は?
    A.
    “公開稽古“では、やはりお客さまに見られているという緊張感が加わるため、いい意味でのピリッとした空気感が気分を高揚させてくれます。
    また、同席される踊りの師匠が振りつけの意味を解説してくださるため、観客席の方から「なるほど」や「そういう意味なんだ」という声が上がると、私自身も「知ってもらえた!」とうれしく思います。
    また、5月の大型連休に行った“特別公演“では、「しらさぎ座」が満員になるほどのお客さまに観ていただき、公演後には大きな拍手や応援の言葉をかけて貰えたのが幸せでした。
    “会える舞妓・まり華“を通して、別世界と思われがちな芸妓・舞妓文化を身近に感じていただけるきっかけになればうれしいです。

  • Q.
    HC85系のデビューをきっかけに、新しいサービスを考えたりはしますか?
    A.
    下呂に伝わる芸妓・舞妓文化のPR として、いつの日か“HC85系× 下呂舞妓“のコラボ商品を提案できればいいなと思っています。
    HC85系に乗って下呂を訪れるお客さまから、「下呂の舞妓さんに会いにきました」と言っていただけた日には、うれしすぎて舞い上がってしまうかもしれません。

    ※2022年11月時の情報です。

PICK UP

演芸館「しらさぎ座」

下呂温泉合掌村の中にあり、下呂の地元文化や歴史を伝える演芸館。下呂温泉の芸妓さんの舞やお座敷遊び、地元の太鼓団体による太鼓の披露なども開催しています。

※撮影時のみマスクを外しています